髪染めたてが思っていたより暗い!なぜ?明るくする方法はある?

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美容室で髪を染めた日、「あれ?思っていたよりも暗いかも。」と思った事ありませんか?

今この記事を読まれているという事は少なくとも一度は経験した事がある、もしくは今その状況でどうにかしたいと悩んでいるのではないでしょうか。

今回は「髪を染めたてで、思っていたよりも暗い。」と感じている方に向けて、そうなってしまったであろう理由明るくする為の改善策をわかりやすくお伝えします。

改善策は、自分で出来るものと美容室でお直しをしないといけない場合のものに分かれ、お直しをしてもらいたい時の伝え方もレクチャーするので安心して下さいね。

美容師hikari

この記事は現役美容師13年目のhikariが執筆しています。

髪を染めたときに感じるお悩みを解決できるお手伝いができれば嬉しく思います♪

この記事はこんな人におすすめ
  • 髪を染めたけど思っていたよりも暗く感じている
  • 染めたての髪を明るくしたい
  • 髪を染めたけど美容師さんに染め直して欲しい
目次

髪を染めた時に思っていたよりも暗くなってしまう原因

髪を染めた時に思っていたよりも暗くなってしまう原因はいくつかあります。

  • 美容師側とお客様側で認識の違いがあった
  • 落ち着いたように見える色味を選んだ
  • ダメージが強く色が入りすぎてしまった

美容師側とお客様側で認識の違いがあった

これ、実はよくあるんです。

例えばお客様が参考画像を持ってきて下った場合、参考画像のまま髪を染めると仕上がりとしては染める前より暗く感じる場合があります。(全てがそうではないです。)

その際に「このお写真の髪色だと染まったあと、今より少し暗くなったなぁと感じるかも知れないですが大丈夫でしょうか?」と確認させて頂くと

「そうなんですね…!今より明るくしたいのでそれだったら違う色が良いかな…。となる方はよくいらっしゃいます。

ですがそこの確認が出来ていないままだと、美容師側は参考画像の通り元の髪色より暗くなるとわかりつつ施術を進めてしまい、明るくなると思っていたお客様が仕上がりを見て

となってしまうのです。

これに関して、そこまで確認が出来ていなかった美容師側に責任があるとは思うのですが

未然に防ぐために「この画像の髪色だと今より明るくなりますか?暗くなりますか?」とお客様側から確認して頂くのも良いかと思います。

落ち着いたように見える色味を選んだ

これは先ほどお話したところと繋がっては来るのですが、髪色は同じ明るさでも色によって暗く見えたり明るく見えたりします。

それを確認しないまま髪を染めると仕上がりのイメージに差が出来、思っていたよりも暗く感じてしまうのです。

明るく見える色
  • 黄色
  • オレンジ
  • ベージュ系
暗く見える色
  • アッシュ
  • グレー
  • 濃い赤
  • 濃い紫

明るく見える色の特徴

黄色、オレンジ、ベージュ系は比較的明るく見えます。
くすみが少なくクリアな色なのでパッと見明るく見えるのです。

暗く見える色の特徴

アッシュ、グレー系、濃い赤、濃い紫は比較的暗く見えます。

アッシュ、グレー系のようにくすみが強い色は光の反射も少ない為暗く見え、濃い赤や濃い紫は色をしっかり見せたいが為に色素を濃く入れると深みが出て暗く見えやすいです。

ダメージが強く色が入りすぎてしまった

こちらは、施術履歴に「縮毛・酸熱トリートメント・ストレート・ブリーチ」がある方におこりやすく、日常的な事だとヘアアイロンなどをよく使う場合にもおこりやすいです。

簡単に説明すると、髪の一部分(ほとんどは毛先におこる)がダメージによりカラーの色素が吸収しすぎてしまう暗くなる(色が濁る)という事ですね。

この状態を美容師の専門用語として「沈む」と言います。

お客様の髪の状態を把握して美容師側が薬剤や塗布時間の調整をすれば問題ないのですが、心配な方は上記の施術履歴がある場合にきちんと自己申告されるのをオススメします。

暗く染まった髪を明るくする方法

暗く染まった髪を明るくする為の方法は、冒頭でもお話したように「自分で出来る」場合と「美容室でお直し」しないと出来ない場合があります。

自分で出来る
  • 元々の髪が明るかった場合
  • ダブルカラーをして途中経過が一度明るくなっていた場合
美容室でお直しが必要
  • 染める前の髪も明るくなかった場合
  • ダメージにより髪色が入りすぎてしまっている場合(部分的・毛先のみ暗いなど)

自分で明るくする事が可能な場合の判断基準

自分で明るく出来かどうかの判断基準は染める前の髪の明るさです。

染める前の状態がある程度明るいと、髪を染めた後に思っていたより暗いと感じても元の明るさに近いくらいには戻すことが出来ます。

逆を言うと元々の明るさが、染めた後の明るさよりも暗かった場合は自分で明るくする事は難しいのでその際は美容室でのお直しが必要です。

自分で明るくする方法

染めて暗かった髪を自分で明るくする方法は2つ。
どちらも上記記載の判断方法で、明るく出来る要素があると判断出来た場合に限ります。

  1. 洗浄力の強いシャンプーで洗う
  2. ストレートアイロン・コテを使用する
美容師hikari

ここで1つ注意するべきポイントがあります!

上記の方法は多少なりとも髪へのダメージが加わる方法です。
必要以上の回数を繰り返すのは危険なので気を付けて下さいね。

洗浄力の強いシャンプーで洗う

髪を染めたあと、染料が髪に定着するまで約24時間~48時間かかると言われています。

ですので、その間に一般的に洗浄力が強いとされている界面活性剤が配合されているシャンプーを使うと色落ちを促進させ、元の明るさに近づける事が可能です。

洗浄力の強い界面活性剤
  • ラウリル硫酸Na
  • ラウレス硫酸Na
  • ラウレス硫酸アンモニウム

上記の洗浄成分(界面活性剤)が配合されているシャンプーで髪を染めたその日から1週間くらい続けてみて下さい。
少しづつですが明るさが戻ってくると思います。

更にその際、シャワーの温度も40度より高めだと色落ちを促進する事が可能です。

美容師hikari

一気に明るくなるのではなく、数日かけてゆっくり明るくする方法ですね!

ストレートアイロン・コテを使用する

ヘアカラーは熱に弱い為、ストレートアイロンやコテの熱により染めた髪色が褪色しやすくなり、元の明るさに近づける事が可能です。

髪色を早く褪色させたい場合はストレートアイロンやコテを使用し、使う時の温度も180度の高温で使用しましょう。

ですが、高温での連続使用は髪への負担がとても大きいのである程度褪色し、髪色が明るくなってきたら本来ストレートアイロンやコテを使用する際に望ましい温度の130~160度に戻して下さいね

美容師hikari

この方法はシャンプーよりも早く色が明るくなりやすいと思います!

ですが、ブリーチ毛の場合この方法はかなり危険なのでオススメしません。

注意するべきこと

自分で明るくする方法は、多少なりとも髪への負担がかかってしまいます。

簡単に説明すると「髪へ負担をかけて染料の定着を悪くし、褪色させる事で髪を染める前の明るさに戻す」事をする方法だからです。

特にヘアアイロンの熱ダメージは負担が大きいので、髪の状態によって慎重に判断しましょう。

そして、自分でする方法は褪色させて明るくしているので染めた時の「色味」はなくなってしまうのでご注意ください。

美容室でお直しをする場合の伝え方

美容室でお直しが必要な場合、美容師に伝えにくいと感じる方が多くいらっしゃると思いますが、気にせずに伝えて下さいね!

お仕上げの途中や鏡を見せてもらったその時に伝えても良いですし、もし直接は言いづらい場合だと帰宅されてから電話やDMなどで伝えても大丈夫です!

ですが、帰宅されてから伝える場合は必ず髪を染めてから「1週間以内」には連絡して下さいね。

早ければ早い方が良いかと思いますが、だいたいの美容室は1週間以内だったら無料でお直し可能で、逆に1週間を過ぎると施術料金が必要になるところが多いので気を付けて下さい。

美容師hikari

「思っていたよりも髪色が暗くて、もう少し明るくしたいのですが…。」
と伝えれば美容師側はすぐ対応出来ると思います!

美容室でお直しをする場合は、明るさだけではなく色味も再び相談出来るのでやはり自分でするより綺麗に明るくする事が可能です。

髪染めたてが暗い!明るくする方法まとめ

髪を染めたあとに「思っていたより暗い。」となってしまった時には、自分で明るく出来る場合と美容室でお直しが必要な場合があります。

元々染める前の髪が明ければ、染めた後に暗くなってしまっても自分である程度元の明るさに近づける事は出来ますが、

染めた後の方が明るくはなっているけど思っていたよりも暗いと感じている場合は美容室でのお直しが必要です。

自分で明るくする場合は色を褪色させる方法で、美容室でお直しをする場合は色味から再び相談可能なので仕上がりは美容室でのお直しの方が綺麗に明るく出来ます。

ですが、自分でする方が気楽な場合もあるでしょうし、どこを重視するか・元の髪の状態などによってどちらかお好きな方法を選んで下さいね。

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この記事を書いた人

美容師歴13年の現役美容師です。
サプリメントアドバイザーの資格も活かし、髪に関係する事だけではなく内面美容やお肌トラブルなど美容に関するお役立ち情報を大人女性の方々へ向けて発信しています。

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